「光陰矢のごとし」の諺のように時間の流れは早いもので、日本での生活と勉強はそろそろ4年になります。昨年の3月16日、私は富士大学の大学院を卒業し、経済学の修士という学位を取りました。その後、家族として日本に引き続き1年間滞在しています。妻の大学院修了を待って、一緒に帰国しようとしています。帰国後は自分の夢の実現のために努力し、将来自分の会社を設立したいと思っています。
日本での4年間は忙しかったのですが、沢山の収穫が有りました。学生として修士論文を作成するほか、アルバイトも両立しなければなりませんでした。そのほかに富士大学の中国留学生学友会の会長と岩手県中国人会の理事としての仕事も兼任しました。
岩手県中国人会の理事として、この一年間の活動について簡単に報告します。
1、岩手県中国人会のブログを更新しました。「岩手県中国人会」は、岩手県県内に在住する中国人同士との相互連絡、相互团结、相互協力を図る、そして中華民族の優良なる伝統の発揚、中日両国人民の友好を増進、中日両国の社会の発展のために寄与することを宗旨としています。これは岩手県中国人会のブログの自己紹介であり、私にとても深い印象を残しました。私はこの一年間、中国人会のこの宗旨に沿って会の仕事を頑張ってきました。
2、2012年6月3日、盛岡のいわて県民情報交流センター(アイーナ)で中国駐札幌総領事館「一日領事館in盛岡」を開催しました。当日は中国人の旅券更新手続き及び各種証明書の相談を行いました。岩手県中国人会がこの度の「一日領事館」を積極的にサポートし、多くの協力をしました。
3、2012年9月21日、札幌総領事館の許金平総領事が岩手県を訪問し、岩手県知事達増拓也氏、盛岡市長谷藤裕明氏とそれぞれ会見しました。その後、岩手県中国人会と盛岡市日中友好協会に依頼され、盛岡市東日本ホテルにて「中日民間交流及び中日関係の展望」というテーマで講演を行いました。
4、2012年10月6日、中国人会の理事と元事務局長宋梅さんとの懇親会がありました。宋さんは現在中国の上海で勤めていますが、国慶節の大型連休を利用して盛岡に一週間ほど滞在しました。宋さんからは沢山の事を勉強し、良い言葉も覚えました:「一緒に中国人会を支えてきた大事な仲間で、忘れられないことばかりです。もっとも大変な時期に真心で支えてくれたことには、いつも感謝、感謝です。人間には、心が何よりです。事務局長を務める時は、辛いなあ、と思うときもあったが、皆力を合わせて、一緒に困難を乗り越えたこそ、今になって、一緒に笑えます!」。
5、2012年11月2日と3日の二日間にわたって生け花教室(草月流)を開催しました。この生け花教室は、定期的に行われており、会員に限らず多くの方が参加し、日中の交流の場となっています。この二日間で生けられた花は11月2日から11月6日まで、アイーナ6階ラウンジで展示され、たくさんの利用者にご覧いただきました。
6、2012年11月18日に、いわて県民情報交流センター(アイーナ)4階県民プラザで岩手県国際交流協会主催の「2012ワン・ワールド・フェスタinいわて」が開催されました。岩手県中国人会は後援団体として当会のブースを出展し、来場者に向けて中国と私達の活動を紹介しました。
7、2012年12月22日、樋下建設のイベントホールで、盛岡市日中友好協会主催の「日中友好中国人留学生とのクリスマス会員交流会」があり、私は岩手県中国人会の崔粛京会長と一緒に出席しました。
日本留学を通して私は日本に感謝し、富士大学に感謝し、岩手県中国人会に感謝しています。日本、富士大学、岩手県中国人会のおかげで私は絶えず走り続け、進歩し、成長したと思います。これからも末永く、中日友好のために努力するとともに「岩手県中国人会の理事」としての経験を大切にして、いつでも、何処でも中日友好のかけ橋となって、頑張りたいと思っています。
岩手県中国人会は平素、たくさんの方々から格別のご指導と応援を頂いており、様々な困難を乗り越えながら、成長に励んでおります。理事として私は皆様に心から感謝致します。昨年をふり返ってみますと、中国人会は皆様のご協力のおかげで、中日友好に役に立つ諸活動を精力的におこなうことができました。2013年度の岩手県中国人会のさらなる飛躍の為に、私は帰国しても皆さんと一緒に頑張ることを約束します。
黄東生
2013年3月10日
帰国する前の崔会長宅での昼食会、一番右側の男が私です
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